2024年の Polaris Engine の炎上に関して

Suika2の開発では、コミュニティで活発だったユーザーの人たちに声をかけ、開発チームのような形で活動していた。 結果として、参加してくれた人たちは全員、障害を持っていて就労が難しい女性だった。

私は、その人たちにOSSでの実績を作ってあげて、将来的には就職を紹介できればと考えていた。 実際に、知り合いの会社に紹介するなどの支援もしていた。

また、開発に必要な環境を整えるため、iPhoneやMacBook Proなどの機材もプレゼントしていた。 私としてはあくまで開発支援のつもりだったが、後から考えると、これらの行為は女性たちにとって特別な意味を持ってしまったようだった。

私はそのことにまったく気づいていなかったが、女性たちの側では、私に対して好意を持つ人が増えていた。 しかも、全員に対して平等に優しく接していたため、女性たちの間では「誰が一番なのか」という意識が生まれていたようだった。

そんな中、偶然、一番活躍してくれた女性Sに対して、謝辞の中で「この方が一番活躍してくれました」と書いた。 私としては単なる実績評価のつもりだったが、女性たちにとっては「Sが特別に選ばれた」という意味に受け取られてしまった。

しかし実際には、私は別の女性Aに交際を申し込むつもりであり、そのこともSには事前に伝えていた。 そのSは「応援します」と言ってくれていたため、私は特に問題はないと考えていた。

また、Sには別の男性を紹介し、交際につながればと思っていた。 実際に紹介も行ったが、Sはその男性と連絡を続けず、私への好意を持ち続けていたようだった。

その後、私がAに交際を申し込んだところ、Aが、私が全員にやさしいことに耐えられなくなり、SNSに

「この男性に2回も結婚を申し込まれて迷惑した。ほかの女性は近寄らないように」

という趣旨の書き込みをしてしまった。 表面的には拒絶のような内容だが、実際には「この男性は自分のもの」という意味であり、事前に2人でSNSで発言する内容(不倫はしてない旨の)の打ち合わせをしてあった。Aがおもしろおかしく「迷惑」というアレンジを加えてしまったため、コミュニティ外の読者に誤解されてしまった。

これを見たSは、自分は結婚を申し込まれていなかったこと、謝辞では一番と評価されたのに恋愛では選ばれなかったこと、に強いショックを受けたようだった。

その結果、私に確認を取ることなく、「他の女性がストーキングを受けたので開発から降りる」という趣旨の表明を行い、私を攻撃する形になった。 事情を知らない人から見ると、私が女性に迷惑行為を行っていたように見える状況となり、一時的に炎上した。

しかし、同人界隈は狭く、関係者にはすぐに事情が伝わった。 また、私は弁護士保険に加入していたため、それを提示して誹謗中傷の書き込みを削除させ、問題自体は一晩で収束した。

ただし、その後、女性たちやその友人たちが、私の勤務先や関係先に対して「この男性はストーカーだから解雇すべきだ」などと電話をかけるなどの行動があり、個人的には大きなトラブルとなった。 これが一番大きなトラブルであったが、その後、別の女性Kとも同様のトラブルになり、私自身がストーキングの被害を受けることもあった。

複数の警察署の介入もあって、具体的に私が何か悪いことをしたかような女性側の発言はほぼ削除されて取り下げられた。ただ、我が家に家凸するなどの問題があったKさんだけは、勘違いさせられたことを「恐怖を感じた」などと今でもCi-enに書いたままで、警察が様子を見てくれている。

結果として、私は善意で人材育成と支援を行っていたつもりだったが、高価な機材の提供、就職支援、優しい対応、といった行動が、女性たちにとっては恋愛的な意味として受け取られてしまい、 複数の人の間で感情的な競争が生まれ、最終的にトラブルへと発展した、という経緯だった。私としてはA以外には恋愛的な意味は一切なく、純粋に就職支援として行っていたことであったが、いわゆるサークルクラッシャーになってしまった。とはいえ私もPTSDを患って通院したので、一方的に強い立場だったわけではない。また、もちろん女性たちには女性たちの言い分があって、恋愛以外ではありえないと感じるような親切だったのかもしれない。

私はその後、ASD(自閉スペクトラム症)と診断された。 人間の感情をコミュニケーションの中で即座に理解することが、私には難しいということがわかった。本物のコミュ障だということに、何十年も気づかないで生きてきたのだった。

現在は「心の理論(Theory of Mind)」を学び、場合によっては時間がかかるものの、その人の背景情報を使って構造的に人の感情を理解できるようになってきている。 この出来事は、自分にとって、人間関係の理解の難しさと重要性を強く認識する経験となった。

ktabata